自分の強みを最大に使った働き方と生き方

アラフォー マインドセットコーチAkari。働き方、生き方で悩んでいるあなたへ情報発信

健康格差について考える

 日本に住んで、現場で働いていて、健康格差を切実に感じたこと、正直ないように思います。日本の保険制度、国民皆保険のため、所得や年齢、人種に関係なく、誰でも医療が受けられる。だから、逆に現場ではアルコールによる肝硬変、肝臓がん、膵炎などの健康障害や生活習慣病による、胆石や糖尿病などの健康障害で入院する方が多く、医療を圧迫している。

 

4/7は世界保健デー。皆さんご存じでしたか?

 

実は私、最近知ったのですが、WHO、世界保健機関が制定された1948年以降、その創立日、4月7日を記念して、健康保健に関する重要性の高いテーマを決めて世界的に行われている、健康啓発のための日です。

 

その今年のテーマが 

Bilding a fairer,healthier world~より公平で健康な世界へ~

 

2020年から、私たちの当たり前の生活を大きく変え、改めて日常のありがたさに気づかされた、COVID-19パンデミック、その中で浮き彫りになったのが健康格差。

一部の人は健康的な生活ができ、医療機関にアクセスできる。しかし、生まれ育ったところや仕事、年齢などよりそれができない人もいる。生活していくための収入がままならなかったり、教育が受けられない、雇用がない、安全な環境、きれいな水、空気、食事、医療機関の受診も困難な人々がいる。必要のない苦難や、予防できる病気や死を強いられる。

これは、ただ単に「不公平」というものでなく、変えられるもの。

 

すべての人が公平な医療を必要な時に受けられるために、医療従事者として、何ができるか。

 

例えば、地域の医療格差。先日田舎の父が動悸がする、胸が苦しいとの症状を呈し、しかし、専門医が近くにいないため、2時間半かけて医療機関を受診しました。結果は心配のない病状だったのですが、いつでも医療機関に受診でき、選択もできる環境に住む私との格差を感じました。

 COVID-19のクラスターを2月に経験しましたが、感染受け入れ病院ではない、小規模の病院内でのクラスターの厳しさがありました。現場でのCOVID-19担当チームとそうでないチーム間での葛藤。

インフルエンザのように予防投与ができないため、最初はったた一人であった感染者から、次々と発生する先の見えない、目に見えないもの恐怖。

治療薬を使うそのまま人とそうでない人の命の線引きのようなものを目の当たりにすることでの苦悩。

そのまま命を落とした方の対応。

様々な思いが現場ではありました。

 

健康格差をなくすために私たち医療従事者は現場で何ができるのか?

是非みなさんの意見も聞かせてください。

f:id:Nurse_Akari:20210331204123p:plain



世界保健デー、医療従事者で送る、バーチャルイベントを

オーストラリア、救命救急センター国際看護師として活躍するみーやんさんのinstagram

IG Liveで開催します。

4/5~7是非見に来てください。

nurses-words-and-actions.hatenablog.com