自分の強みを最大に使った働き方と生き方

アラフォー マインドセットコーチAkari。働き方、生き方で悩んでいるあなたへ情報発信

自分優先でいい

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 新型コロナの対応で配置転換など労働環境の変化や、感染リスクを理由にした離職があったと回答した病院は全体で15%、感染者を受け入れていた病院に限ると21.3%に上った。感染拡大の影響で全体で21%が差別や偏見があったと回答した。偏見があったと答えた看護師のうち、15%が「離職して看護師以外の仕事で働きたい」14%が看護業務も含めて「働きたくない」と答えた。(朝日新聞記事より)

 

 2020年は、看護師にとって、働き方や人間としての在り方を考えさせられた年だと思います。今何をすべきか、これからの生き方も含めて、とてつもない大きなものに問いかけられているようです。

 

 私の勤務している病院は現在感染者がいませんので、感染対応されている看護師のみなさんとは比べ物にならない程度ですが、外来入院の混雑状況等から、地域の医療の切迫の影響が少なからず感じられます。また厳しい外出泊制限や面会制限を余儀なくされる患者さんへの対応、特に終末期の患者さんにおいては、家族との貴重な時間をどのように確保するか葛藤している状況です。

 

 私たち看護師は、看護学生の時から、「頑張って当たり前」「出来て当然」と、膨大な課題と戦い、厳しい指導を受けてきました。

 新人時代は、思い描いていた看護と現実とのギャップに戸惑ったり、夜勤のリズムが取れなくて、ホルモンバランスを崩したり、出来ない自分に焦ったり。

それでも、患者さんのため、同僚のため、家族のためと、人のことを考えることが多かったのではないでしょうか。すごく頑張り屋さんで、自分を犠牲にしてまで、人にサーブする、そんな看護師さんを何人も知っています。

 もう少し、自分優先でいいと思うんです。すごく疲れて、前向きになんてなれないこともある。そんな時はとことん休んで、自分の体と心をリセットする、そんな時間があってもいいと思うのです。そうやって、自分をリセットして、自分が何をやりたいのか、今だけでなく、生涯を通してどういう自分で働いていたいか。

そして、やっぱり看護がいいよねとなるかもしれない。

それから始めればいい。

 自分にエネルギーがないとき、患者さんに冷たくしてしまって、自己嫌悪。そんなときってありませんか?そんな時は、自分にやさしくして、まず自分優先に。